陶磁器メーカー「マルヒロ」がつくった
人とカルチャーが集まるトライアングルゾーン
私たちは長崎県波佐見町にある陶磁器メーカー・マルヒロです。
私たちが手がけた3つの施設、私設公園「HIROPPA」、多目的機能空間「OUCHI」、ヘッドオフィス「KOUBA」は、波佐見町湯無田郷の川沿いののどかな場所にあります。 3施設は歩いて1〜2分ほどの距離に隣接しています。
私たちがつくったこの場所に、友達や知り合った人たちが気軽に遊びに来て長居して欲しい。地元に住む人たちが当たり前のように遊びにきて、それから旅の目的地になるような魅力的で惹きつけられる場所にしていきたい。そうすることで、住む所も世代もジェンダーも関係なく多くの人と接点が生まれます。
人や文化が集まることで次世代の子供たちが育つ環境を生み出し、これまでマルヒロを支えてきた産地の職人さんたちへ恩返ししたいと思っています。
施設概要/ヒロッパ
Park & Shop
様々な果物が育つ緑豊かな公園「HIROPPA」は、遊具がない代わりに地形をデザインした私設公園です。マルヒロらしい楽しい仕掛けやアートが詰め込まれ、コーヒーブレイクや買い物までできてしまう場所。「焼き物の町で育つ地元の子供たちが、焼き物屋さんがつくった公園で笑って遊びながら波佐見焼に興味を持ってくれるような場所をつくりたい」という思いから誕生しました。
マルヒロストアとコーヒースタンドを併設し、敷地面積1200坪の園内には芝生が広がり子供たちが思いっきり走り回れます。また、ケヤキや桜や紅葉、キウイやりんごや桃、サクランボやくるみなど、1年を通して楽しめる様々な種類の樹木や果樹、植物が植えられています。
ランドスケープと融合した遊具は子供の想像力で自由に遊び方を決められるデザイン。マルヒロが波佐見焼を通して繋がった国内外のアーティストが手がけるオブジェや壁画などが点在しています。ベビーカーや車椅子で一周できるバリアフリーの通路も敷設。体の不自由な方から小さな子供まで楽しめます。
施設概要
営業時間 | 10:00-18:00 |
休館日 | 定休日なし |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 68台(優先車2台、EV充電ステーション2台、大型バス2台) |
駐車料金 | 無料 |
住所 | 〒859-3702 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682 |
電話番号 | 0956-37-8666 |
HP | hiroppa.hasamiyaki.jp |
@maruhiro.hiroppa |
建築概要
意匠設計 | DDAA、SOUP DESIGN Architecture |
構造設計 | yasuhirokaneda STRUCTURE |
建築工事 | 上山建設 |
外構工事 | 上山建設、西海園芸 |
構造 | 木造 |
敷地面積 | 3947.99m² |
工期 | 2021年3月~9月 |
施設概要/オウチ
MultiPurpose Space
日本の伝統的な在来工法で作られた建物をできるだけそのまま活かしつつ、一部の床を大胆に抜くことで築86年の日本家屋に新たな「機能」と「価値」を生み出しました。
定期的にポップアップショップ、イベントやエキシビションを開催しています。2階はアーティストインレジデンスとして活用。宿泊滞在しながらアート作品を制作することができます。
施設概要
営業時間 | 開催イベントによって異なる |
休館日 | 不定休 |
入場料金 | 開催イベントによって異なる |
駐車場 | 68台(優先車2台、EV充電ステーション2台、大型バス2台) |
駐車料金 | 無料 |
住所 | 〒859-3702 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682 |
電話番号 | 0956-37-8666 |
HP | hiroppa.hasamiyaki.jp |
@maruhiro.hiroppa | |
用途 | イベントスペース/アーティストインレジデンス ミーティングスペース/社長室/会長室/ワーキングスペース ※イベント開催中のみ開放しています。 |
建築概要
設計 | DDAA 元木大輔/角田 和也 |
施工 | 上山建設 |
家具制作 | studio arche |
構造 | 木造(既存) |
敷地面積 | 408.24m² |
工期 | 2020年12月~2021年3月 |
撮影 | 長谷川健太 |
受賞 | 2021日本空間デザイン賞 オフィス空間, 金賞 Design Anthology Awards 2021 Places category ofCommercial Spaces, Winner Design Anthology Awards 2021 Places category of Adaptive Reuse, Finalist ABB LEAF AWARD 2020 2021 Best Interior Design Project, Shortlisted FRAME AWARDS 2021 Small Office of the Year, Shortlisted Dezeen Awards 2021 Small workspace interior, Shortlisted |
施設概要/コウバ
Head Office
企画から出荷までのすべての業務を行なうマルヒロのヘッドオフィス。 機能的で理にかなった建築デザインでありながら、イベントスペースとしても解放できるよう動的な工夫が凝らされています。 日本のクラシックな産業景観に在る波型スレートの建築方法を採用。公園ヒロッパの一角に現れる端正なスレート張りの倉庫は、マルヒロがものづくりの産地に根付く会社であることを表現しています。
施設概要
住所 | 〒859-3702 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷704 |
電話番号 | 0956-37-6452 |
FAX | 0956-37-9606 |
HP | hiroppa.hasamiyaki.jp |
用途 | ヘッドオフィス/コックピット(検品・出荷・作業場) 企画室/イベントスペース ※イベント開催中のみ開放しています。 |
建築概要
設計 | 野本設計 野本哲平 |
施工 | 上山建設 |
家具制作 | Noggles 上野祥行 |
施工/建築 | 上山建設 |
敷地面積 | 1177.64m² |
床面積 | 2727.96m² |
工期 | 2021年1月~ |
波佐見焼きとは?
波佐見焼きは、江戸時代から400年続く伝統工芸です
長崎県東彼杵郡波佐見町で生産される焼き物の総称で、江戸時代から大衆向けの日用雑器を多く生産してきました。当時は高価だった磁器食器の量産に成功し庶民の器にした歴史があります。波佐見焼という名称が生まれたのは比較的最近で、かつては波佐見産の焼き物も有田焼とされてきました。
波佐見焼ならではの伝統的なスタイルというものは無く、使う土も釉薬もデザインも様々です。現在でも国内の日常食器の20%は波佐見町で生産されていて、時代のニーズに合わせたものづくりをしています。
多くの職人の手によって作られています
波佐見町は総面積約56㎢、人口約1万5000人の町で、人口の約3割が焼き物に関する仕事に携わっている焼き物の町です。効率化を重視してきた産地の歴史があり、陶土屋、生地屋、型屋、窯元など各工程ごとに会社が分かれる“分業制”で陶磁器の生産を行っています。
マルヒロについて
マルヒロは商品のプロデュースと販売をする陶磁器メーカーです
昭和32年露天商に始まったマルヒロは、波佐見焼の食器やインテリア雑貨を企画している、自社工場を持たない陶磁器メーカーです。分業制の中でマルヒロは、デザインした商品を各工程の職人さんへお願いする 「プロデューサー」と、出来上がった商品を流通させる「商社」の役割をしています。
次世代を見据えながら焼き物屋の枠にはまらない、楽しい産地の会社でありたいと思っています。
COMPANY INFORMATION
社名: 有限会社マルヒロ
取締役会長: 馬場幹也
取締役社長: 馬場匡平
会社設立: 平成元年10月4日
資本金: 10百万円
役員:2名
従業員数: 21名
本社: 〒859-3711長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷255(2023年に移転予定)
営業所・発送元: 〒844-0014佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙775-7(2023年に移転予定)
電話番号: 0955-42-2777
ファックス: 0955-42-2737
事業内容:
陶磁器の商品企画/開発/卸/小売
企業のオリジナル商品の製作
私設公園運営
レンタルスペース運営